TRONXY XY-2 PRO、本日初印刷に挑戦しました。初期不良もなく、無事に完了しました。
まずは準備として手順書に沿ってコネクタケーブルを2カ所挿して、AC電源の電圧切り替えスイッチが115Vになっていることを確認、付属ACケーブルのプラグがアース付きの3端子です。アダプタがあったはずですが見つからず、延長コードに2端子だけ挿して無理やり接続。
次にヒートベッド(造形するプラットフォーム)の水平合わせです。一旦マニュアルで設定した後、自動レベリングしてみました。写真は自動レベリングしたときの各ポジションの高さの誤差です。この誤差を補正して積層してくれるらしい。賢い! ヒートベッドに載せる黒いシートが少し曲がっていて、アルミ製のヒートベッドに平らに密着せず多少デコボコしていた。
次にZ軸のゼロ設定を行う(写真なし)。マニュアル操作でZ軸を下げて、紙1枚程度の高さをゼロとした。このあたりも手順書通りなので特に難しいことはなかったが、移動の▼マークをタッチしても下がる動作はワンテンポ遅れるので、反応してないのかと思って複数タッチするとそのタッチ回数分遅れて下がるので注意したほうがよい。
いよいよ印刷。microSDカードを本体後ろのスロットに挿して、サンプルの先頭にあった恐竜を選んで、印刷を開始したら残り時間が8時間とでた。印刷範囲もでかい。試し印刷にしてはフィラメントが勿体ないのと時間がかかり過ぎるのですぐにストップ。
途中まで恐竜を印刷したところ。こんなにデカいと思わなかった。印刷開始する前にサイズと残り時間を表示して欲しい。また、サンプルはもっと小さいものを入れといて。
ということで、適当な大きさで面白そうな3Dデータを探してネットを彷徨う。この時間が結構長かった。Maker FaireのロボットのSTL データがあったのでダウンロードして、Windowsパソコンで、TRONXY XY-2 PROに付いてきたスライサ(3Dデータを積層データにしてくれるソフト)で処理してG-codeを生成。自動でやってくれるので簡単(色々調整できるパラメタがあるのかもしれないが、とりあえず自動でやった)。microSDに書き込むボタンまである。
microSDを本体に挿して、印刷を開始すると残り時間2時間45分と表示されたので、ちょっと庭仕事。
戻ってみると時間は経っているが、印刷の進捗はまだまだ。とてもじゃないが、3時間以内には終わらない。
結局5時間11分かかった。印刷の見積時間はあまり当てにならないようです。2倍位みておけば大丈夫か。
印刷直後、まだシートに貼りついている。サポート材やヘッドが移動するときに糸を引いたものが残っている。
恐竜の中途半端な印刷を剥がすのに苦労したので大変かと思っていたが、手で斜めに力を入れて引っ張ったらペリペリと簡単に剥がれた。裏側はフラットでキレイ。
サポート材や糸を引いた箇所をニッパやデザインナイフで削ってキレイにしました。結構固くてデザインナイフで削るのは大変。やすりをかければもう少しキレイになると思う。
積層の跡が分かりますが、初めてにしてはまずまずかと思っています。温度や移動速度などの印刷パラメタを調整すれば多少は改善できるでしょうか。
このモデルは、頭が回り、腕や手首の関節、膝や足首の関節も動きます。一体印刷なのにこんなことができるのは3Dプリンタならではですね。しかし、3万円しない3Dプリンタを初めて使ってこれだけのものが印刷できるというのは素晴らしいです。
STLがあればスライスして上手く印刷できることが判ったので、次は3D-CADで何か作ってみたいです。今回のような関節のあるものは難しそうなので、とりあえずは簡単なものから。また、カラーのフィラメントも試してみようかと思います。
その前にこのプリンタの置き場所を考えないと家庭的にまずいです。今回は試しなのでリビングのテーブルを使いましたが、いつまでも占領している訳にはいきません。工作部屋の机に載せると工作ができないし、どうするか、、、、
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