2021年4月29日木曜日

GW初日は風呂場のシャワー混合栓の交換

GW初日は風呂場のシャワー混合栓の交換です。1時間もかからないと思っていたら結構大ごとになってしまいました(写真多めで長いです)。

しばらく前から取付脚と本体の接続部分から水漏れするようになり、袋ナットを締め付けてみたけど直らず。一旦外してみたらパッキンが炭化してボロボロと崩れていました。慌ててとりあえず手元にあったサイズが微妙に異なるパッキンを入れましたが、当然ポタポタと落ちてきます。パッキンだけ入手することも考えましたが、本体もずいぶん年季が入っていて他にも不具合がでそうなので交換することにしました。


今までと同じTOTO製がいいかな、と思いアマゾンを探したらベストセラー1位というTOTO 浴室水栓 170mm 一般地用 TBV03401J というものがあり、値段も手ごろだったのでこれにしました。一緒に買われるお勧めに カクダイ シールテープ 5m 797-031 がでてきたのでこれも購入しました。しかし、これはイマイチ(後述)でした。


事前にネットで交換方法などを勉強しておきましたが、古い家屋だと水栓の脚部を取り付けてある壁の中の樹脂製のパイプが割れることもあるようで戦々恐々です。もし、パイプが割れたらタイルを割っての修理になり大修理です。

製品の箱は2段になっていて上段には取説、シャワーヘッドとホースなどが入っています。

2段目には水栓本体と取付脚、シャワーヘッドの固定部品などが入っていました。一応、欠品部品がないか確認してから作業に取り掛かります。

取付脚は、側面は鏡面仕上げになっていますが、取り付けたときに裏面側になる面は粗削りのままです。見えなくなるところで手間を省いてコスト削減ですね。

さて、水道メータの隣にある元栓を閉じてから、家で一番低いところにある蛇口を開けて水を抜きます。で、今までの水栓の取付脚をモンキーレンチで緩めて外します。

外したところ。先日も一度外しているのでここまではスムーズです。

まずは右の水側の取付脚を外します。中のパイプに無理な力がかからないように慎重にゆっくりと取付脚を回します。無事に回ったと思ったら、なんと真鍮製の延長継手が外れてきました。どうするのコレ。

左の給湯側は脚だけ回って外すことができました。

取り外した2つを比べてみるとこんな感じです。

継手をプライヤで挟んで脚を回したら無事に取り外すことはできましたが、継手だけ壁内に取り付けるにはどうすればよいのか? 新しい脚を継手に取り付けた後で、一緒に壁内に取り付けることも考えましたが水漏れが心配です。

継手はネジ部分の内側が六角になっているので、丁度良い六角レンチがあればこれだけで回せそうです。

いくつかある工具箱を探しましたが一番太い六角レンチでも隙間ができて空回りしてしまいます。六角レンチにアルミテープを巻いて太くするかとかしばし悩みましたが、短い鉄の丸棒が見つかったのでこの側面を削って、即席の六角レンチを作ることにしました。グラインダを出してきて目分量で削っていきます。写真では手で持っていますが、滅茶苦茶熱くなったのでプライヤで掴んで作業しました。

六角レンチを探すのと、この削り作業で1時間以上かかり、交換作業の大半はこの作業時間でした。
 

なんとか収まるによう削りだせました。写真は奥から差し込んだ状態です。

シールテープを巻きますが、冒頭に紹介したシールテープは幅が狭くて巻きにくかったです。シールテープの幅はどれも同じかと思っていましたがこれは細かったです。細いので10数回巻きましたが十分だったか少し心配。壁の奥で水漏れしていても分からないので。

こんな感じで即席の六角レンチを差し込んで回します。

手元側も2面削っておいたので、そこをモンキーレンチで挟んで締め付けました。加減が分からず、無理すると内部の配管を割りそうなのである程度きつくなったところで完了。

取付脚にもシールテープを巻いて取り付けます。シールテープを巻く前に何回転するかを確認しておき、その回転数の少し手前で止めます。左の給湯側を高くしておき、水栓を取り付けるときに左右どちらも右回りに調整できるようにします。回転を戻すと濾水の原因になるので必ず右に回るようにして最終位置を決めます。


取説(工事説明書)には、この段階で水を出して中のゴミを排出するように注意がありました。必ず脚の止水栓をマイナスドライバで締めてから水道の元栓を開けます。このとき、水漏れがないか一応確認しました。壁の奥は分からないけど、すくなくとも脚の部分からは漏れてなかった。止水栓を徐々に開けると、水・お湯がでてきます。

水栓を取り付ける前に本体にシャワーホースを取り付けました。パッキンを忘れずに。

水準器を載せて水栓本体が水平になるようにゆっくり取付脚の間隔を合わせて取り付けます。必ず左右の脚を右廻し(締め付ける方向)で調整します。

最後にレンチで袋ナットを締め付けます。このとき、最初に使った大きなモンキーレンチは脚に干渉して回せなかったので少し薄いタイプのレンチで行いました。

完成です。キレイになりました。水、お湯ともにちゃんと出ることと、サーモスタットで温度調整ができることを確認して作業完了。

シャワーヘッドを引っかける部品も付いてきましたがこれは利用せず。

今までの上下にスライドできるシャワーヘッド固定具がそのまま使用できました。引っかけるところのサイズもぴったりでよかった。

以上、1万5千円弱でキレイな風呂場になりました。通常ならもっと簡単にできそうです。アマゾンのレビューでも簡単にできたというのが多い。

しかし、DIYでの交換作業は壁内の配管を破損したり、取付が甘くて水漏れなどのリスクがあるので、トライする方は自己責任で。連休中は手に負えなくなっても、業者に依頼もできないのでDIYでやるとしても連休明けのほうがよいかも。

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