2020年5月4日月曜日

Dead Man Switch再び

久しぶりのPIC工作です。以前、半田ごて切り忘れセーフティスイッチを作り、現在も利用しています。しかし最近、普段使いの半田ごて以外にも発熱する道具(半田ごて系とグルーガン)をよく使う様になってきて心配になったので、もう1台作ることにしました。

下記の写真は以前作ったこて台に仕込んだもの。一定時間毎にスイッチを押さないと(ハートビートと呼ばれる「生きてるよ」という信号を送らないと) 電源が自動的にオフになります。万が一私が工作中に突然死しても火災などの重大な被害を抑制できます(オフになり冷めるまでタイムラグがあるので完全には防げません)。

今回は汎用的にするために普通のケースに入れる事にします。回路やプログラムは前回ほぼ同じですが、アラーム音をPWMで出す様にしました。以前はプログラムで音を出していたので、音が出ると7セグLEDがチラチラしました(ダイナミック点灯の割り込みタイミングが遅れるため)。PWMモジュールが入ったPIC16F1827を使います。たまたま手持ちだったためで、他に理由はありません。もっと安いPICがあるかも。

回路の特徴は、普通7セグLEDは桁毎のダイナミック点灯にしますが、これはセグメント毎のダイナミック点灯です。ドットも含めて8個×2桁、計16個のLEDを順次発光させます。デューティ1/16です。これにより消費電力を抑えられると共に、電流制限抵抗を2個に減らせます。


AC100Vのオンオフを行うSSRは秋月で安かったものをネットで購入したら思いがけずデカかったです。もっと小さいものの方がケースの自由度が増します。

ケースも手持ちのタカチのものにしました。部品配置を考えてケースを決め、ケースを加工します。以下は正面のメインスイッチと7セグLED、時間設定スイッチの罫書き。

側面にアウトレットが付きます。

穴開けが終わりました。真ん中はハートビート用スイッチの穴です。リーマで大きくしたら多角形になってしまいました。

いきなり基板の完成です。工作途中の写真は撮り忘れました。基板の向こうに見える茶色の平たい大きな部品がSSRです。丁度ケースの高さに収まり、よかったです。

AC100Vを直接扱う工作なので、参考にして作られる方は自己責任で、十分ご注意下さい。工作中の感電の他、利用中の発熱やショートなどによる発火などの可能性があります。ヒューズは必ず適正な電流のものを入れて下さい。

近日中にソースとHEXファイルをアップします。

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