2021年6月6日日曜日

洗面台のサーモスタット混合栓修理

自宅の水回りメンテナンスDIYが続いています。先日の風呂場のシャワー混合栓交換、台所のステンレスシンク磨き に続き、今回は洗面台の水栓修理です。以前から水栓を閉めてもポタポタ水が滴っていることがありパッキンを交換しなくては、と思っていました。が、水栓が特殊なので躊躇していた次第です。

TOTO製の洗面台に付いているサーモスタット混合栓で、混合された水は左のシャワーヘッドから出ます。かなり古く、所々塗装が剥げています。

TOTOの建築専門家のための情報サイトで旧型の洗面台の画像から探して設置工事用の図面を見つけることができました。水栓部は、デリシアシリーズの台付サーモ13(シャワー)(洗面)というもので型番は TL846A となっていました。


図面にはパッキンの付いている「スピンドル部」の型番が書かれていなかったのですが、TL846Aでググってみたら以下のTH673Rのようでした。下側のパッキンだけでも売られていましたが、長年の使用でスピンドルもすり減っていそうなのと、パッキン本体は安いのに送料が高かったので、それならばとスピンドルごと交換することにした次第です。ちょっと高いけど。


開閉ハンドル部分のR2D2の頭のようなカバーを薄いスクレーパでこじって外し、見えてきたビスを抜いたのですが、ハンドルが固着していて抜けません。軽く叩いたりしてなんとか外せました。

長年の水垢と錆が溜まっていて汚いです。続いてスピンドル本体を外しますが、これも固くて中々回りませんでした。無理に回すと壊れそうで、モンキーレンチを軽く叩いて衝撃を与えて回しました。

スピンドルを外す前には洗面台下の水栓(水とお湯の2ヶ所)を閉めておきました。これを忘れると大変な事になります。

新旧のスピンドルです。色が激しく違います。古いパッキンは凹んで固くなっていて、隙間から水が漏れても仕方ない状況でした。

ハンドル部分は砲金製でしょうか、鋳物の鋳造痕がそのまま残っています。綺麗にしようと耐水ペーパで擦りましたが凹凸があってダメでした。

ハンドルの中に新しいスピンドルのギザギザ部品(ブッシュ)を埋め込みます。古いモノのままでも大丈夫そうでしたが一応交換しました。圧入されていて外すのも入れるのもちょっと大変でした。

新しいスピンドルを付けた様子です。

開閉ハンドルをつけて、ビスで抜けないように固定します。

R2D2の頭を付けて、洗面台下に水栓を開けて水とお湯が出ることを確認して作業終了です。分解時に掃除したので少しキレイになった程度で見た目の変化はありません。

今まではかなりチカラを入れて閉めないと水がポタポタ落ちていたのですが、軽く閉めるだけでピタッと止まるようになりました。気持ちいい。しかし、長年の癖でついチカラを入れて閉めてしまいます。パッキンが傷みそうなので注意しましょう。

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