2025年8月17日日曜日

剪定鋏、苅込鋏の手入れ

夏休みも最終日です。9連休でしたが過ぎてしまえばあっと言う間、夏の日の幻のようです。後半はかみさんの実家へ。お墓参り、草むしり、庭木の剪定、でた大量のゴミの廃棄に清掃センター2往復など疲れ果てました。

実家にあった剪定鋏刈込鋏がひどい状態だったのも無駄に力が必要で疲れた原因でした。持ち帰ってきて手入れをしてみました。

先ずは剪定鋏から。こんな状態で錆びついていて切れません。新しいのを買った方がよいのかも知れませんが亡くなった義父が使っていたものらしいので手入れしてみます。


刃先などに樹液が固まっていたので、炭酸ナトリウムを溶かした溶液に付け置き。その後、歯ブラシで擦りました。中々落ちないので、最後は真鍮製のワイヤブラシでゴシゴシしました。


樹液汚れは落ちましたが、サビは完全には取れてません。ちなみに刃先が欠けています。


もっと大きな問題は、刃の噛み合わせ部分に隙間ができています。これでは切れない。刃の背中を金槌かなにかで叩いたような跡もあるので、太い枝を無理して切って歪んだのかも。


まずは刃先の欠けたところを削るためにグラインダを出してきました。


サビを落とすためにワイヤブラシも装着できます。ワイヤブラシは千切れたワイヤが飛んでくる可能性があるので保護メガネ必須。


欠けた刃先部分を削って、刃渡りが少し短くなったけどよい感じに。ワイヤブラシで全体を擦ってさびを落とししました。


刃の噛み合わせは、刃ではない受けの方が若干外側に開いているようだったので、万力で挟んで曲げようとしましたが硬くて無理でした。焼き鈍しすればできたかもしれないけど、その後の焼き入れが難しそう。そこでビスで止めてあるの部分をグラインダで削って刃先が内側に向くようにしてみました。このあと刃を砥石で砥いで完了。完璧ではないけど、一応ティッシュが切れたのでOKとします。


続いて、刈込鋏も同様に手入れをしてみます。


炭酸ナトリウム溶液に付けて樹液を溶かして掃除した後の刃のアップ。細かい刃こぼれが多くて、これでは切れない。当初、砥石で砥ぎ始めましたが埒が明かないのでグラインダで削り直しました。


グラインダで削ったのち、砥石で砥ぎました。


こちらもティッシュが切れたのでOKとしました。


刃はサビないように潤滑さび止めスプレーで保護したのち、柄に紙やすりをかけて余っていた手持ちのニスを塗って作業完了。

次の帰省は秋後半でしょうか? そのときに使い勝手を試してみます。伐採したい庭木もあるのでチェーンソーも持参予定。

明日から仕事ですが、9日間も休んだので色々進行中の仕事を思い出したりするのに半日程度はかかりそう。今週も猛烈な暑さの予報がでています。熱中症はもちろんのこと、冷房病にも注意して過ごしたい。

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