2020年10月21日水曜日

初めての3Dプリンタ (その4) マグネットピン

自分で3Dモデルを作ってみました。まずは小さなマグネットピンですが、3D-CADを使うのも久しぶりだったのでモデル作りに苦戦。小さければ印刷パラメタを変えてみての試行錯誤も短時間でできると思っていますが、まだそこまで辿り着いてない。

1作目は写真の通り失敗。ピンを掴むところがオーバーハングになるので斜めにしたのですが、まだ傾きが足りない(水平に近い)だったようで、積層がうまく行かずリング状になってしまいました。スライサはサポート材を作らなかったので大丈夫かと思い、トライしましたがダメでした。空中に樹脂を吐き出す感じになってしまったようです。

また、マグネットを埋め込む底の穴をマグネットの直径と同じφ6mmにしたのですが、まったく入らない状態でした。一番底だからか樹脂が広がって6mmより小さくなるようです。


2作目です。くびれを少し太くして、かつ掴むところのオーバーハングをなだらかにしてみました。3D-CADはAutodesk Fusion 360です。個人用途なら無料で使えるのがよいです。まだまだ全く使いこなせてないのですが。

Fusion 360からSTLを吐き出して、TORONXYのスライサにかけた様子です。時間が7分と表示されています。


小さいのでヘッドの移動時間をデフォルトの60mm/秒から30mm/秒にしてみました。印刷時間はノズルの加熱時間などを入れて10分でした。こんな小さなものでも意外と時間がかかる。

今回はオーバーハングも無事に出力できました。写真右端が1作目の失敗品(掴むところが低いのは仕様)、中央が2作目、左端は埋め込むマグネットでφ6mm、厚さ3mmです。出来上がったサイズを測ってみたところ、直径は設計通りのφ10mmでしたが、高さは13mmの設計に対して12.8mmで若干低かったです。どこかに調整できるところがあるのかな?

(2020.10.23追記)
印刷開始時のZ軸のゼロ点設定で、テーブル面から若干上(0.2mm位)にしたところ、設計通りの高さで印刷されました。

底を見ると、マグネットを埋め込む穴にはサポート材が入っているのが分かります。右端の1作目はサポート材の除去後。

サポート材を取り除いたマグネット埋め込み穴です。φ6.2mmで設計しましたが、マグネットはキツキツです。ピンを立てて上から強く押してようやくはいりました。まあ、簡単に抜けないほうがよいのでこれくらいでよいでしょう。

マグネットが微妙にはみ出しています。穴の深さをマグネットの厚み3mmに対して3.3mmにしたのですが、まだ足りなかったようです。サポート材がキレイに取り除けなかったのかも。上の写真で穴の底に縦の筋が入っていますが、これがサポート材かもしれません。


一応、これで小さなモデルができたので、印刷パラメタを変えてみてどうなるか試してみたいと思います。小さすぎて差が分からないかもしれませんが。変えるのはとりあえずヘッドの移動速度、ノズルの温度くらいですが、そのうちフィラメントの素材も変えてみたいです(今は付属していたお試しフィラメントでPLA?)。

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