2025年10月30日木曜日

自動運転タクシーWaymoに乗る

サンフランシスコ市街地を走る自動運転タクシーのWaymo(ウェイモ)、運転手なしで走っているのではじめはギョッとした。しかし市街地では結構多くの台数が走っていて、よく見かけたのでそのうち慣れました。


折角の機会なので乗ってみることに。Waymoアプリを入れてGoogleアカウントで設定する。支払いのクレジットカード情報を入れたら準備完了。Uberと似たような感じで、乗車場所(例えば現在地)と行きたい場所を名前や地図から指定すると、ルートと料金が表示されるので、OKなら配車を依頼する。料金はタクシーより少し割高らしいが、アカウント登録後3回まで30%オフで乗車できた。

クルマがこちらに近づくとアプリ内の地図に、向かってくるクルマのアイコンが表示される。到着したらスマホからドアロックを解除する(事前に自動解除指定もできた)と、取っ手が飛び出してくるので、ドアを開けて乗車。シートベルトをするようにアナウンスが流れる。シートベルトを締めたのち、社内のタッチディスプレイで発車を指示すると動き出す。

車内のディスプレイにセンサが認識した周囲の状況が表示されています。中央が自車で進行方向は緑のストライプ。前にいる白い車は他のWaymoで屋根にRiDERのアイコンが載っている。周囲に黄色に表示されているのが人、他の車は青い。到着までの時間も表示されている。


到着したらシートベルトを外して、ドアロックを解除して降車。ドアを閉めると次の顧客に向けて走り去っていく。

運転は非常に丁寧な走り。まぁ市街地はそんなにスピードも出せないので安心です。サンフランシスコは急坂も多く、上りは先が見えない場所も多くありましたが、適度にスピードを落としています。Waymo同士で情報のやり取りをしいるのか死角になる位置の情報も見えている感じ。未来が来てました。運転免許を返納する頃までに日本でも普通に使えるようになって欲しい。ちょっと厳しいかな。

以下、街で見かけた様子と乗車した際の動画です(約3分)。


サンフランシスコは150年前からケーブルカーが走っており、100年少し前から路面電車もあり、トロリーバスも現役です。これらレガシーな公共交通最先端の自動運転のコントラストの面白さと、同居を許容できる社会に強みを感じます。一方で高所得層と貧困層が同居している社会でもあり、ホームレスっぽい人もよく目にした。




市街地の移動には、バス、路面電車、ケーブルカーに乗り放題のチケットがお得です。今回は 3 Day Passport ($35) を使い倒しました。また、Citymapperという地図アプリがとても便利です。これがなかったらバスは乗りこなせなかった。どこに行きたいか目的地を入力すると、徒歩→公共交通→徒歩のルート候補が所要時間とともに表示されます。希望のルートを選んでナビを開始すると道案内してくれます。

ここで問題発生。私のiPhone12 mini はバッテリー最大容量が69%とへたっていて、CitymapperやGoogleMapを使い、写真を撮っていたら半日で残量が急速になくなってしまった。普段の生活だと1~2日は使えます。Waymo乗車中に切れたらどうしようとビクビク。その後、突然GoogleMapも見られず、WaymoもUberも呼べない危機的状況になりました。

幸いかみさんのiPhoneは無事だったのでGoogleMapを使ってなんとかホテルまで帰還。サンフランシスコ初日だったので翌日以降のことも考えて、ホテルで充電と休憩してからモバイルバッテリを買いにに行くことに。ホテルの近所にあるTargetという家電もあるスーパーに行ったけど置いてなくて、ちょっと遠くのBestBuyという家電量販店までバス移動。そこで買った10,000mAhのバッテリ($20;意外と安い)が以下。


最近モバイルバッテリの発火事故が多く、知らないブランドなのでちょっと心配でしたが、背に腹は代えられないので購入。滞在後半はこれで充電しつつiPhoneを使ってました。近々、バッテリ交換することを決意。

ちなみにMobile Batteryは和製英語らしく、最初に行ったTargetというスーパーでは通じなかった。Power BankPortable Chargerというらしい。

2025年10月27日月曜日

米シリコンバレー周辺を訪問

先週、サンフランシスコ湾の南に位置するシリコンバレー周辺と西にあるスタンフォードに出掛けてきました。

NISA枠の一部でNASDAQ100に投資しているので、株主として米IT企業にこのまま投資を続けてもよいか、実態をこの目で見ておこう。また、米国の貧富の差が激しさを増していると聞くので経済は大丈夫かを肌感覚で感じておきたい。などという高尚な動機ではなく単に物見遊山です。

まず最初はIntel Museumです。それほど広くはないですが、インテルの歴史やシリコンインゴット、ムーアの法則、世界最初のマイコンIntel 4004とそれで作った日本のビジコン社の電卓などもあります。1971年とのことなので44年前。開発に携わった嶋正利さんの講演を聞いたことがあるのを思い出した。博物館の中央に子供向けセミナー室があり小学生のグループが勉強に来ていました。


壁に展示された8080マイクロプロセッサの拡大写真。大きさが分かりにくいですが人の背より大きい。NECのTK80に載っていたマイコンで、私とマイコンとの付き合いの原点です。将来インテルに投資したり、操業の地マウンテンビューまでくるなんて。人生何が起こるか分かりません。


Googleの特徴的な意匠の建物です。この辺り、周りはGoogleの建物ばかりでした。


Google Visitor Experience、Pixcel10などの展示とカフェがあり、カフェで休憩。周りは公園のようなで巨大なキャンパスといった感じ。移動用のGoogleカラーの自転車が多数あり、社員はこれで建屋間を移動?


自動運転タクシーのWaymo(ウェイモ)がやってきました。Googleの親会社のAlphabet傘下の自動運転開発・サービス企業のタクシーです。クルマの屋根や周りに多数のセンサが付いている。サンフランシスコからこの辺りまでがサービス範囲のようです。後日乗ってみました(別途書きます)。


Apple Park Visitor Center、巨大なアップルストアのような感じです。カフェもありここでも休憩。iPhone Airを初めて触ってみました。確かに薄くて軽めなのはよいですが、個人的にはminiを出して欲しかった。私のiPhone 12miniはバッテリの最大容量が69%と限界で後日ひどい目に遭いました。


Apple Parkと呼ばれ、UFOとか言われたリング型建物の模型です。直径460メートルなので一周1.5Km、対面のオフィスに行くのに750メートルもあって移動は大変そう。会議はオンラインかな。ちなみに大阪万博の大屋根の直径が内径615メートル、外径675メートルらしい。


Visitor Centerから少し歩いて、Apple Parkの外周を見てきました。出入口には警備員が立っており、社員はIDカードをタッチして入館。ぜひとも近くに展望タワーを建ててリングが見渡せるようにして欲しい。世界中から信者が巡礼にくるよ、きっと。


その他、車窓から見えた有名どころ。nVIDIAも屋根が特徴的です。土地が広いので高層ではなく低層で巨大。


TESLAはいくつかの場所にあるようです。そういえばシリコンバレー周辺ではサイバートラックをよく見かけました。ステンレスのままでは味気ないのか、独自のラッピング?塗装?をしているクルマが多い。


NASAは写真左奥にある巨大な銀色の蒲鉾型の建物が目立ちます。以前はビジターセンターがあったようですが、今は無くなっていました。ゲートまで行って警備員に見学できるか聞いたらダメでした。


クルマで走っていると見たことのある有名IT企業のロゴが目に入ります。またキレイでカッコいいクルマが多く、みんな高給そうなことが予想できる。周辺の住宅街も高そう。

TESTAは比較的実用的な建物でしたが、Google, Apple,  nVIDIAは独自色を出していて最先端!という感じ。一応、投資は継続しようと思います(大げさ)。

2025年10月14日火曜日

小さなESP32-C3(0.42インチOLED付き)

しばらく前にアリエクで見つけて注文してあった0.42インチOLED付きのESP32-C3が今日届きました。中々届かないので行方不明になってしまったのかと半分諦めていましたが無事に到着。送料込みで500円弱です。

小さいですがWiFi, Bluetoothが載っています。技適は不明。試しにOLEDに文字を描いてみた様子です。図形も描けます。


横からみるとこんな感じ。

裏側です。


ピン配。

多くのピンが必要ないアプリならこれでよいかな。OLEDにステータスなどを表示できるので便利そう。


2025年10月12日日曜日

2ch温度ロガーの製作(8;Sleep対応)

三連休ですが天気がイマイチですね。以前10月10日が晴れの特異日東京オリンピックの開会式の日程となり、それを記念して体育の日が設定されました。今年も10日(金)は晴れ間がありました。

温度ロガーの測定時以外はスリープ(ライトスリープ)するようにしてみました。timerで測定時間間隔毎に目覚めて、測定して液晶表示を書き換え、microSDに書き込む処理を行います。その後、再びスリープ。

下の写真はスリープせずにずっと起きているときの消費電流で約41mAです。意外と少なく、2,000mAhのリチウム電池で約2日間持ちます


次に測定時以外はスリープしているバージョンの消費電流。18mAと約半分になりました。スリープ中でも液晶は表示しているし、microSDには給電しているのでこんなものか。これで約4日半持ちます。液晶を消したり色々頑張ればもっと減らせると思うけど、とりあえず自分の用途には十分なのでここまで。

測定時間間隔はタクトスイッチで変えられるようにして、EEPROMに記憶するようにしました。電源を切っても次回にその時間が再現されます。

アリエクで注文した低ドロップの三端子レギュレータがまだ届かないので、ハードの組み上げはもうしばらくかかる見込み。その間にWiFiがなくて日付や時刻が取得できないときに、電源投入時からの経過時間を記録するようにプログラムを修正予定。


2025年10月5日日曜日

2ch温度ロガーの製作(7;トラブル解消)と自作ラジオ修理

 前回、ユニバーサル基板に載せたら液晶表示ができなくなったと書きましたが、さんざん調べた後でとんでもない凡ミスだったことに気付きました。

I2CのSDA(IO21),SCL(IO22)の論理ピン名と、ESP32の物理ピン番号を間違えていて、SDA(IO21)を物理ピン21へ、SCL(IO22)を物理ピン22へ繋いでいました。先週から何度もチェックしたり、半田付け具合を確認していましたが全く気付かずにいました。今朝の朝食後にタブレットで何気なくピンアサイン表を眺めていて突然気付いた次第。トホホです。


先日書いたように熱湯で温度センサを入れたガラス管が割れたので、ガラス管は取り除き、UVレジンを再度塗って硬化しているところ。


そんな訳で、普段はsleepさせて測定時のみwake-upするようなプログラム修正はまだです。プログラムは平日でもできるので今週時間をみてやるつもり。加齢なのか眼が疲れやすくなっていて、平日の夜は基板などの細かい作業はできない。

昨日、6年前にAmazonの箱とダイソー300円スピーカで作ったFMラジオが突然鳴らなくなりました。普段、かみさんがキッチンの窓際に置いて聴いているので段ボールが日焼けして白くなっている。2代目として本気出してMDFで作ったラジオはリモートワーク部屋に置いてある。最近はほぼ出勤であまり使わなくなった。

当初エネループの電池切れだと思い充電した後、取り付けようとしたときに電池ボックスが壊れていたことに気付いた。外すときには気付かなかった。


手元に適当な電池ボックスがなかったので、リチウム電池仕様に変更しました。使用しているFMラジオモジュールの電圧が3.6Vまでなので、リチウム電池の3.7Vは若干定格オーバですが大丈夫でしょう。ダイソーの300円スピーカのアンプは元々5Vなので大丈夫。


起動時の電池残量チェッカはフルです。元々3Vでフルになるようにしてあるので当然ですが。減ってきたときでもフル表示になりそう。


最近はこの300円スピーカは売ってないようですが、ストックが1個あるのでもう少し大きなエンクロージャを作ってみようかと思っています。Amazon段ボールに収めたラジオはエンクロージャは元のスピーカをそのまま内蔵しているだけなので、音はそれなり。

2025年9月29日月曜日

1週間遅れの彼岸花

1週間遅れでようやく彼岸花(ヒガンバナ)が咲きました。今年は記録的な猛暑の影響で流石にヒガンバナの内蔵タイマもズレたのでしょう。 まだ半分くらいは蕾です。

ヒガンバナについては 一昨年にも書いていましたが、そのときはピッタリでした。

それにしても廻りの雑草がひどいな。

2025年9月28日日曜日

2ch温度ロガーの製作(6;ユニバーサル基板苦戦中)

温度ロガーをケースに収めるためにユニバーサル基板に実装しています。主要部品の実装が完了したので、プログラムを書きこんでみました。写真右上に見えるピンソケットが書き込み用の端子。

 無事に書き込めましたが、液晶画面に何も表示されません。通常だと最初にWiFi接続中のメッセージが表示されるはずがダメです。そこで適宜デバッグのためにSerial.printlnを入れてどこまで動いているか見てみました。シリアルモニタで見ると処理は正常に動作しているようです。温度ログもmicroSDにも書き込めています。


液晶ディスプレイが壊れたのかと思い、一旦外してブレッドボード版に挿し直してみると何事もなく表示されます。液晶ディスプレイへの配線は、電源・GNDの他には2本しかありません。それでもESP32のピン位置を何度も目視確認し、テスタでも導通確認しましたが分かりません。

疲れたので今日はここまで。おそらく単純な原因だと思う(思いたい)。

あと、Liイオン電池からの電源を手持ちの3端子レギュレータで3.3Vにしようとしていましたが、入力電圧がLiイオン電池の3.7Vでは電位差が足りないですね。低ドロップのものをアリエクで注文しました。届くまでしばらくかかるので、液晶に表示されない原因究明ものんびりやります。