東工大の
すずかけ台キャンパスで今日と明日開催されている
すずかけサイエンスデイ で、
TSUBAME4.0が一般公開されるというので出かけてきました。TSUBAME4.0公開の情報は
こちらを参照、明日も公開されます。見学の定員が25名/回で1日4回なので計100名/日。見学したい人は整理券配布の定刻10:00より早めに行った方がよいです。今日も早々に配布完了していました。
TSUBAME 4.0は国内では富岳に次ぐ演算性能とのことで、この4月に稼働したばかり。
歴代のTSUBAMEは大岡山キャンパスに設置されていたようですが、4.0からすずかけ台キャンパスになったとこのと。
TSUBAME4.0ハードウェア構成(東工大TSUBAME計算サービス)
今日の公開プログラムは、まず教室で25分くらいスパコンとは何ぞや、どんなことに使われているかなどの紹介があり、そのあと建屋を移動して実機の見学です。紹介はスパコンのことを知らない人でも分かりやすくてよかったと思う。
教室を出て、TSUBAME4.0のために新築したという建屋に向かいます。入口にはとくにTSUBAME4.0建屋であることは記載されていません。セキュリティ対策?
セキュリティドアを通って建屋に入っていくとすぐ正面にTSUBAME4.0のラック群が見えます。新築の建物独特の匂いがしました。いいですね。
ラックの扉には飛翔している燕があしらってあります。室内は意外と冷えていました(当たり前か)。でも冷却ファンの騒音は結構ある。
左側側面、
燕の文字が。ガラス越しに撮ったので反射して人影が写り込んでます。
ラック群の右側側面、それほど奥行はなく
想像したよりコンパクトな構成でした。これで富岳に次ぐ性能というのだから技術の進歩はすごい。一番奥に見える太いパイプは冷却水のパイプ。TSUBAMEは水冷と空冷のハイブリッド冷却とのこと。
ラックの扉を開けると
計算ノードが積み重なっており、各ノードへの冷却水の給排水パイプ群が見える。ラックの扉にはラジエータが組み込まれていて排気する空気も冷やしているらしい。
教室での説明時にクリアファイルとリーフレットを頂きました。
帰りに図書館で大隅先生のノーベル賞メダルや経歴を拝見。受賞直後にも見に行ったのですが、そのときは公式レプリカでした。今回は大隅先生が東工大に寄付した本物らしい。見た目では違いが分かりませんが、警備員が立っていたので本物なのでしょう。
TSUBAME4.0が人類に貢献し、将来ノーベル賞に輝くような研究に繋がってくれることを期待して、すずかけ台キャンパスを後にしました。