2021年1月31日日曜日

なんちゃってPoEアダプタを試してみた

先日、外出自粛でネット通販生活 などと書いていましたが、どうも通販の運気が下がってきてしまったようです。AliExpressで買ったLEDパネルは届かず、その後モノタロウで買ったものに欠品がありました。付属品が付いていなかったので、連絡をとって送ってくれるように依頼。さすがはモノタロウで素早く返信がきました。でも、今手元にあるものを引き取って新たに送るとのこと。それも引き取りと配送は別々になるらしい。足りなかった付属品だけ送ってもらった方が手間がかからずよいのだが。

さて、テレワークのために昨年導入した NECの無線LAN中継器PA-W1200EX ですが、夏には 熱暴走対策でファンを付けたり してきました。しかし、最近再び調子が悪いのです。寒いのでファンは止めてありますが、急に遅くなったり切れたりします。PC,MacBookと中継器間のリンクはありますが、その先の親機との接続が悪いようです。中継器の電源を入れ直すと回復しますが、しばらくすると再び遅くなるようです。メールの送受信はできているので気付かないでいて、Skypeがかかってくると品質が悪くて会議ができないということが何度かありました。

購入してから1年経ちませんが、もう見切りを付けることにしました。仕事のインフラなのでこんなモノにいつまでも関わっていられません。親機の置き場所を色々試したら1Fのリビングの天井近く、かつ2Fのテレワーク部屋に多少なりとも近い方に置けば、親機と直接繋いでもそれなりの品質になりそうな感じでした。ただ、天井近くに置くとLANケーブルとACアダプタのための100V配線が見えてしまい、よろしくありません。

壁に穴を開けての隠蔽配線も難しそうです。2Fなら天井裏に入れますが、1Fと2Fの間は入れません。そこで、せめて電源配線だけでもなくしたくて、LANケーブルで電源を供給するPoE(Power over Ethernet)という方法を調べてみました。正式な規格品はPoEに対応した専用の装置になり、高価で手が出ません。しかしアマゾンで以下のような、なんちゃってPoEアダプタを見つけ、799円と安かったので試しに購入してみました。"HUACAM HCP05 パワー オーバー イーサネット PoE アダプタ インジェクター + スプリッタ キット" というものです(名前が長い)。

写真上がインジェクタでLANとACアダプタの電源をマージするもの、下がマージされたものを分離するスプリッタです。分離後に電源は装置のACアダプタ端子に挿せばOK。元々はLAN接続の監視カメラに電源を供給するもののよう。


LANコネクタの拡大写真です。線が4本しか繋がっていません。カテゴリ5のTX+,TX-,RX+,RX- でしょうか。100Mpbs迄です。コネクタにでてない他の4本の線(2本かもしれない)で電源を供給しているようです。


100Mbps出るのか以下のように有線で繋いで確認してみました。反対側のルータにはインジェクタを挿してLANケーブルを繋いでします。電源は供給していません。


インターネット速度測定サイト(speedtestでググったらトップにでてきたところ)で確認してみたところ、100Mpbs弱という結果になりました。まあ妥当。

ちなみにPoEアダプタを入れずに、普通に直結したときの速度は400~500Mbpsでています。

親機のある1Fリビングでの無線LAN(5GHz接続)は500Mbps以上でています。何度か測りましたが有線より早いです。PoEアダプタを親機に入れるとこの速度がでなくなる。

電波状況があまり良くない 2Fのテレワーク部屋でも以下の速度がでていました。ただし、電波が弱いので無線接続状態を表す扇型アイコンの扇が2つ位しか表示されず不安定。


最後に無線LANの親機をPoEアダプタ経由でLAN接続してみます。電源はまだLANケーブル経由ではありません。

1Fリビングで先ほどまで500Mbps出ていたものが以下のようになりました。予想通りです。ただ上りと下りで結構な差がでているのが想定外。

無線LANがPoEアダプタで律速されて100Mbpsになるのは嫌ですね。常に100Mbpsでればまだよいけど遅くなることもありそうで、家族が同時に映画を見たりSkypeなどを使うと気になるかもしれない。

PoEアダプタを使わずに、電源も取れる場所でもう少し電波の強さなどを調査してみようと思います。今のところ手元にあるLANケーブルで届く範囲でしか調べられてないので、まずは長いLANケーブルを調達します。

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